WHO中国製ワクチン2例目の承認
世界保健機構(WHO)は6月1日、中国の大手製薬「科興控股生物技術」(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと発表した。WHOは中国製ワクチンの承認は5月上旬の「中国医薬集団」(シノファーム)に続いて2例目となる。
シノバックのワクチンは2度の接種が必要、WHOは接種を受けた人の重症化や入院を防ぐ効果があったと評価した。
WHOは18歳以上への利用を推奨している。臨床試験には60歳以上の参加者が少なかったものの、収集されたデータから高齢者にも効果があるとみられ、推奨年齢に上限は設けていない。