「審査」が通りやすいクレジットカード
クレジットカードの発行は「入会審査」がつきもの。「審査」によりカードが発行されなかったり、また極めて低い限度額でカードが発行されることもあります。さらに「途上与信」というものがあり、その人の信用状態によりカードの利用停止、限度額の減額もあれば、優良顧客であれば増枠もあります。それもそのはず、「クレジット」は「信用」を意味するものであり、「信用」を基にした「カード」を発行する事で、その「限度枠」内で後払いが可能であります。高額商品の購入も可能で分割による返済もあれば、「キャッシング」つまり「限度枠」内でお金を借りることも可能です。
過去に滞納や債務整理など何かしらの事情によりクレジットカードが作れない事も多々あります。クレジットカードは信用情報機関を参照して審査を行っており、自社基準に満たない人は当然カードは発行されません。かつての日本のクレジットカード会社は「過去の信用情報」を重視する事が通常でした。例え現段階において収入が良好な状態になった場合においても、「過去の実績」で落とされることもあります。過去に負い目を感じている人は審査に不安を感じることもあります。
ここで最近「過去の実績」より現時点の収入などの「属性」を重視するクレジットカードが発売されました。ライフカード社から発売された「ライフカード(ch)」となります。ライフカード社は国内大手信販会社となります。プリペイド型VISAカードを国内で初めて発売したのもこのライフカード社でした。競争が激化したクレジットカード業界においてカード所有率が減少する中、画期的なサービスだと思います。アメリカではごく一般的な考えで、アメリカンエキスプレス日本社の審査も「過去の実績」のみで判断しない柔軟な審査システムで有名です。「過去の実績」ばかり囚われすぎると、「現在の属性」が高い本当の優良な顧客を取り逃すことになります。
ライフカード社の考えは賛同する事もあります。「過去の実績」だけでは本当の優良顧客を見つける事はできない事を改めて実感させられました。