バレンタインデーも新型コロナの影響で自粛
バレンタインデー、年に一度の愛の告白も今年は半減するかもしれない。インテージ(市場調査大手)による意識調査で2月14日のバレンタインデーに「本命チョコレートを用意する」と答えた人の割合は7.7%で、前年の13.9%から大きく下回り、ほぼ半減したことが判った。
同社の市場アナリスト、下河原基弘さんは、コロナ禍で直接会って愛の告白をする事への「遠慮」や恋人と過ごす時間の「自粛」と言った心理が働いたのかもしれない、と見ている。
調査は1月下旬、全国に住む16~69歳のモニター約2500人を対象にインターネットで調査した。今年のバレンタインに用意するのは?との設問(複数回答)では、家族チョコ50.1%、自分チョコ24.6%、(お世話になっている人への)世話チョコ16.6%、義理チョコ9.9%などの回答が前年からほぼ横ばいだったのに対して「本命チョコ」だけが大きく減っていた。
一方で、購入するチョコの金額を尋ねた質問では「世話チョコ」の平均が昨年の1個1210円から今年は同1622円と3割強アップしている。逆に「自分チョコ」は2042円から1616円と約2割ダウンした。同社は、大変な時期だからこそ感謝がチョコの金額に表れたのではないかと分析している。